債務整理を躊躇しない

借金に苦しんでいる人の中には、債務整理を躊躇される方もいます。
借金は法的には消費貸借契約という契約であり、お金を借りた側には借りたお金を返すという債務を負います。したがって、借りたお金は返すのが当たり前ということは間違っていません。

しかし、貸金業者の場合、お金を貸すことを業務にして利益を上げており、高い金利は貸し倒れを予定して設けられてる面があります。そして、貸す側は借りる側より経済的に強い立場にあり、両者には格差が存在しています。このため、社会政策的には、経済的に立場の弱い借りる側を守る必要があるのです。

なので、借金により経済的に生活が成り立たなくなった場合は、債務整理によって生活を立て直すことは決して非難されることではありません。確かに債権者に経済的損失を与えることになりますが、それに遠慮して自らの生活を犠牲にするべきではないのです。これまでの負の経済生活を整理し、二度と借金生活をしない新たな生活をスタートしましょう。

岡田法律事務所