利息の先取

利息の先取とは、「利率天引き方式」とも呼ばれ、表面金利に相当する利息額を融資時点であらかじめ徴収する融資手法のことをいいます。

利息の先取は小規模の金融業者やヤミ金などに見られる手法です。利息を先取りされると、借入時に利息分が借入金から引かれることになり、債務者にとって著しく不利であることから、法律で原則的に禁止されています。

もし借金にあたり利息を先取りされた場合、天引額が制限利息で計算した額を超える場合には、その超過分は元本の支払いにあてたものとみなされます。この場合、基準となる元本額は、現実に受領した金額を元本として計算します。

また、業者が計算の際に礼金、手数料、調査料、割引料などの名目で、業者が一定の金額を受け取った場合は、利息の先取りとなります。

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